授業科目名(和文) [Course] |
外国文学 <ヨーロッパ文学> |
授業科目名(英文) [Course] |
Foreign Literature |
学部(研究科) [Faculty] |
全学教育 |
学科(専攻) [Department] |
人間と文化の理解 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○杉村 寛子 自室番号(6307)、電子メール(sugimura**fhw.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
全学部 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
外国文学を味わう際に必要な背景的知識を紹介しつつ,小説を主なテクストとし,さまざまなアプローチで文学を「科学」する. |
到達目標 [Learning Goal] |
1.文学を個人的な問題として読むという主観的な経験を味わう. 2.文学をめぐる諸要素を基に文学テクストを分析的に読む手法を理解する(作品ではなく,テクストという捉え方) 3.自分の「読み」をクリティカルに見直すことができる. |
履修上の注意 [Notes] |
講義内で取り上げる課題小説は必ず事前に読んでおく *7週目までに『嵐が丘』を読了のこと(毎週読んだところまでのあらすじを報告) 小説を読むことが好きな者あるいは小説を読むことに関心のある者に受講してほしい グループワーク(ディスカッション?発表)に積極的に参加する テクストを分析する際に,英語の原文を用いることがある |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1 序論:文学とは何か 2 外国文学をめぐる要素(1)聖書,神話 3 外国文学をめぐる要素(2)原型批評(Vladimir Proppの昔話の分析) 4 小説の誕生と発展 5 小説の技法(1)語り手 6 小説の技法(2)視点 7 小説の技法(3)ストーリーとプロット 8 文学批評理論(1)印象批評からの脱却?客観批評 9 文学批評理論(2)ポスト構造主義批評 10 テクスト分析演習(1)Robert Scholesの記号論的アプローチ 11 テクスト分析演習(2)伝記的アプローチとテクスト分析 12 テクスト分析演習(3)Wuthering Heights ①「夢」のテクストの分析 13 テクスト分析演習(4)Wuthering Heights ② インターテクスチュアリティ 14 短編小説の分析結果のグループ発表 15 総括:挑発するテクストと複眼的な視点をもつ読者 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
授業内課題(40%) 授業内発表(40%) 試験(20%) |
教科書 [Textbook] |
必要に応じて関連資料を配布 必読書:Wuthering Heightsの翻訳本(エミリー?ブロンテ,『嵐が丘』新潮文庫,2003) |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
随時,おもしろい/楽しい/変な小説を紹介していくので,半期の間に一作品は読む |
開講年度 [Year of the course] |
26 |