授業科目名(和文) [Course] |
ヒューマンエージェントインタラクション |
授業科目名(英文) [Course] |
Human-Agent Interaction |
学部(研究科) [Faculty] |
情報系工学研究科 |
学科(専攻) [Department] |
システム工学専攻前期 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○石井 裕 自室番号(2404)、電子メール(ishii**cse.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
後期 2 単位 |
対象学生 [Eligible students] |
1 ?2 年次生 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
人間と擬人化エージェント,ロボット,さらに人間―人間のインタラクションを統一的に扱うことを目指し,インタラクション設計の原理,方法論を理解する.先端的知見を紹介するとともに,HAI分野に関する最新の研究を学生自らが調査して発表?議論する. |
到達目標 [Learning Goal] |
1. エージェント設計の方法論を理解する 2. 人間とエージェント間でやり取りされる情報の設計技術を理解する 3. 人間とエージェントの関係の設計を理解する |
履修上の注意 [Notes] |
特になし |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1. Human-Agent Interaction (HAI) とは 2. アバタ,会話エージェント ?キャラクタやロボットによるアバタ,エージェントの機能について理解する 3. Computer Mediated Communication (CMC) ?遠隔でのコンピュータを介したコミュニケーションについて,その利点と弊害について講述する 4. エージェント介在型コミュニケーション ?ユーザとエージェント,およびエージェントを介したユーザ同士のコミュニケーションについて講述する 5. 擬人化 ?人工物に対する擬人化とその応用事例について講述する 6. メディアイクエーション ?「人間と人間の社会的関係」を「人間とメディアの関係」に置き換えた方法論について講述する 7. 人間とエージェントのスタンス ?Dennettによる意図スタンス,設計スタンスおよび物理スタンスについて講述する 8. エージェントのデザイン,心の理論,集団心理 ?Baron-Cohenによる心の理論など,人間心理を応用した設計について講述する 9. アピアランス,表情,ジェスチャーの設計 ?適応ギャップと呼ばれる外見と機能の感じ方などについて講述する 10. 人らしさ,エージェンシー,アニマシーの知覚 ?人工物に対する人間の理解,感じ方を生物性の観点から講述する 11. エージェント?ロボットの相互適応 ?ロボットとの協調作業について事例を紹介し,それぞれの方法論の長所短所について講述する 12. インタラクションのデザイン ?カプトロジと呼ばれるテクノロジを用いた説得の技術など,インタラクションデザイン手法について講述する 13. 身体的インタラクション ?身体を介したインタラクションとその評価法について講述する 14. HAIの先端的研究調査発表(1) 15. HAIの先端的研究調査発表(2) |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
学習態度(30%),調査発表?レポート(70%)により評価する. |
教科書 [Textbook] |
教科書: 使用しない 参考書: 「人とロボットの<間>をデザインする」(山田誠二 監修?著;東京電機大学出版局) |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
HAI領域は人間を系に含むインタラクション設計であるため,人間の社会的諸活動を注意深く観察することも理解につながる.エージェントやロボットを適用する状況を想定し,応用可能性を検討することが必要となる. |
開講年度 [Year of the course] |
28 |