授業科目名(和文) [Course] |
ビジュアルデザイン学演習 |
授業科目名(英文) [Course] |
Visual Design Practice |
学部(研究科) [Faculty] |
デザイン学研究科 |
学科(専攻) [Department] |
造形デザイン学専攻 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○吉原 直彦 自室番号(3606)、電子メール(yossie**dgn.oka-pu.ac.jp) 西田 麻希子 自室番号(3604)、電子メール(macky**dgn.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
前期2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
造形デザイン学専攻1?2年次生 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
現代におけるブランディングの概念は、単に製品やサービスの見栄えの統一といったあり方を超え、これを打ち出す組織体における構成員の意識共有や姿勢にまで及んでおり、またその範囲も民間企業に留まらず拡張している。以上をふまえて、ブランディングの概念理解に立って、ブランド戦略および企画について、調査研究をへてこれをビジュアルデザインと結びつける術を演習することにより、論理的側面と感性的側面を兼ね備えたブランド構築に臨むことのできる基礎力をつける。 |
到達目標 [Learning Goal] |
1. ブランディングについて具体的事例に基づき分析できる力を身につける。 2. ブランドとそのビジュアルデザインの一体的かつ戦略的な展開について分析し、これを実現するための要件について、考えることができる。 3. 特定のブランドに関する調査研究を行い、これを方向付ける戦略と具体的なビジュアル展開について企画することができる。 |
履修上の注意 [Notes] |
?本演習では調査研究と企画制作の活動をともに行うため、必要な準備物や発表活動が予定されるので、注意のこと。 ?課題及び作品制作作業は基本的にデジタルワークによるので、注意すること。 |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1. オリエンテーション ?CIの時代からブランディングの時代への変化について、具体的事例の解説を交え導入をはかる。 2. ブランディングとビジュアルデザイン ?民間企業のブランディング戦略について、ビジュアル展開等を関連づけて具体的事例の分析を掘下げる。 3. 調査事例の発表1. ?2.に関連して収集した事例について発表、ディスカッションを行い、追加調査事項を確認するとともに、分析のための要点を把握する。 4. 調査事例の発表2. ?2.3.に基づき、事例の分析について発表、ブランドの成立要件について、ディスカッションを行う。 5. ブランディングが未成熟である分野の検討 ?ブランディングが未成熟であるとみられる分野のデザインについて紹介し、その理由についてディスカッションを行う。 6. 注目する分野及び組織体の抽出 ?5.に関連して注目する分野及び組織体を発表し、ディスカッションを行う。 7. 注目する分野、組織体の決定及びデザインアイテムからみたブランドストーリーの分析 ?6.に関連して課題を有する分野等を発表、問題点についてディスカッションを経てこれを特定する。 8. 注目する組織体及びそのブランドストーリーの方向付け ?6.?7.に関連して、ブランドストーリーの方向付けについて発表、ディスカッションを行う。 9. 作品制作1 ?ネーミング、ブランドストーリー、ターゲット、ビジュアルアイテムに関する集中的な検討を行う。 10. 作品制作2 ?ネーミング、ブランドストーリー、ターゲット、ビジュアルアイテムのラフ案制作及び発表を行う。 11. 作品制作3 ?10.に挙げた要素の確定作業を行う。 12. 作品制作4 ?デジタルワークによる企画制作作業を行う。 13. 作品制作5 ?デジタルワークによる企画制作作業を継続する。 14. 作品制作6 ?デジタルワークによる企画制作作業を完了する。 15.プレゼンテーションおよび講評 ?プレゼンテーションを実施し、修正点を確認する。 16.まとめ ?修正した作品を提出、振り返りを行う。 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
?課題および作品とその発表 80% ?出席状況及び授業参加態度 20% |
教科書 [Textbook] |
教科書:隔週ペースでプリントを配布する。 参考書:『ブランドのはじめかた』中川淳?西澤明洋著,日経BP社.2010. 『ブランドのそだてかた』中川淳?西澤明洋著,日経BP社.2012. ほか |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
?日頃より、ブランド展開に興味を持ち、ネット情報だけでなく、現場を観察する習慣をもつこと。 |
開講年度 [Year of the course] |
28 |
備考 | なし |