授業科目名(和文) [Course] |
光?電磁波工学特論 |
授業科目名(英文) [Course] |
Light and Electromagnetic Waves Theory |
学部(研究科) [Faculty] |
情報系工学研究科 |
学科(専攻) [Department] |
システム工学専攻 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○若林 秀昭 自室番号(2508)、電子メール(waka**c.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
前期 2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
1?2?3年次生 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
周期構造媒質による散乱?回折問題は光?電磁波工学分野において古くて新しい問題である.本講義では,周期構造である平板格子,誘電体格子,さらに,これらの格子からなる複合誘電体格子に対する計算法と散乱?回折特性について,近年の研究成果をもとに講述する. |
到達目標 [Learning Goal] |
1. 構造の周期性より,マクスウェルの方程式は電磁界の空間高調波を用いて表示されることを理解する. 2. 周期構造媒質により,電磁波の高次モードが発生することを理解する. 3. 数値計算により,電磁界の散乱?回折現象を明らかにする方法を学習する. |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1. 内容概説 2. 数学的準備(1) マクスウェルの方程式の微分形式について説明する 3. 数学的準備(2) フーリエ級数展開,行列固有値について説明する. 4. 回折格子の実例 分光器,エッシェル格子などについて紹介する. 5. 回折格子の実例 構造性発色などについて紹介する. 6. 回折格子格子の数値解析上の特性 レイリー散乱係数,エネルギー保存則,相反性などについて説明する. 7. 1次元回折格子の解析法 フーリエ級数展開法とInverse Ruleによる解析法について説明する. 8. 傾斜回折格子の解析法 傾斜回折格子の解析法を説明する. 9. コニカルマウントされた1次元回折格子の解析法 コニカルマウントによる準3次元問題の解析法を説明する. 10. 異方性回折格子の解析法(1) 異方性回折格子の解析法を説明する. 11. 異方性回折格子の解析法(2) 異方性回折格子の解析法を説明する. 12. 2次元回折格子の解析法 2次元方向に周期構造をもつ回折格子の解析法を説明する. 13. 任意断面形状をもつ回折格子の解析法 任意断面形状を多層分割する方法による解析法を説明する. 14. 影理論による解析法 行列固有値の縮退問題を解決する影理論を説明する. 15. 内容総括 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
試験(あるいは,これに相当するレポート)の成績により,総合的に評価します. |
教科書 [Textbook] |
教科書は使用しません. |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
講義中に,次回分の資料を配付するので,資料を事前に読むことを勧めします.復習として,資料の式の誘導を各自,行ってみると良いです. |
開講年度 [Year of the course] |
28 |