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授業科目名(和文)
[Course]
高齢者福祉論Ⅰ
授業科目名(英文)
[Course]
Gerontology Ⅰ
学部(研究科)
[Faculty]
保健福祉学部
学科(専攻)
[Department]
保健福祉学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○山本 浩史  自室番号(6502)、電子メール(yamahiro**fhw.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
後期 2単位
対象学生
[Eligible students]
保健福祉学科 1年次生以上
授業概略と目標
[Course description and Objects]
 高齢期とは人生のターミナルステージであり、生きぬいていく中で、誰もが当事者と成りえるのが「高齢者」である。このことからも、高齢者福祉における諸問題を自らの問題として捉え、学ぶことが求められる。そこで、本講義では、高齢者福祉施策の歴史的展開と、現在の高齢者を取り巻く現状や課題を踏まえたうえで、高齢期をよりよく生きていくための制度とその福祉サービスを理解することを目的とする。
到達目標
[Learning Goal]
主な到達目標は次のとおりである。
1?高齢者理解を深める(人間観、高齢者観を涵養する)
2?高齢化が及ぼす社会への影響や問題とは何かについて理解を深める
3?高齢者施策の歴史的展開を理解する
4?高齢者を取り巻く各制度の仕組みについて理解を深める
5?高齢者福祉サービスについて理解を深める
6?介護保険制度についての基礎的知識を身に付ける
履修上の注意
[Notes]
高齢者を取り巻く現状を自らの問題として捉え、学ぶ姿勢を持ちましょう。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1.オリエンテーション及び高齢者理解①(高齢化とは?高齢期とは?高齢者とは)
 オリエンテーションにおいて講義の概略及び進め方を説明し、「高齢者」等の定義を説明する。
2.高齢者理解②(社会的現状?生活実態等)
 日本における少子高齢社会の現状や現在の日本の社会における高齢者の実態について説明する。
3.高齢者福祉施策の発展過程①(明治期から昭和20年(終戦)まで)
 明治期から終戦までの日本における高齢者福祉施策の展開について説明する。
4.高齢者福祉施策の発展過程②(第二次世界大戦後(戦後)から現在まで)
 戦後から現在までの日本における高齢者福祉施策の展開について説明する。
5.高齢者福祉関連の法制度とサービス①(社会福祉法と老人福祉法の概要)
 社会福祉法から制度的な福祉の理念及び福祉サービスの定義を説明するとともに、老人福祉法の理念について説明する。
6.高齢者福祉関連の法制度とサービス②(その他)
 主に5回目講義の補足を行う。
7.高齢者福祉関連の法制度とサービス③(老人福祉法による措置制度)
 老人福祉法における措置制度を説明する。
8.高齢者医療の法制度(高齢者医療確保法など)
 老人保健法から高齢者医療確保法までの展開について説明する。
9.介護保険制度の仕組み①(概要)
 介護保険制度の概要について説明する。
10.介護保険制度の仕組み②(要介護認定までのプロセス)
 介護保険制度における介護認定の仕組みとプロセスの説明を行う。
11.介護保険制度の仕組み③(その他)
 主に9回?10回講義の補足を行う。
12.介護保険制度におけるサービス体系①(居宅サービス)
 主に介護保険サービスにおける居宅サービスの体系と種類を説明する。
13.介護保険制度におけるサービス体系②(施設サービス)
 主に介護保険サービスにおける施設サーービスの体系と種類を説明する。
14.介護保険制度におけるサービス体系③(地域密着型サービス)とその他のサービス
 主に介護保険サービスにおける地域密着型サーービスの体系と種類を説明する。
15.まとめ(高齢者福祉とは)
 まとめを行うとともに期末試験の説明を行う。
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
出席状況を含む学習態度(30%)、期末試験(70%)で総合的に評価する。
また毎回の講義では、受講レポート(リアクションペーパー)の記入を求める。これについては学習態度点に加味する。
教科書
[Textbook]
教科書は社会福祉士養成講座委員会『高齢者に対する支援と介護保険制度』第5版?中央法規を使用する。
このほか、教材として各講義において原則、印刷教材を配布する。
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
テキストの熟読を中心に予習、復習を行い理解を深めてほしい。
「高齢化社会?高齢社会」「恤救規則?救護法」「老人保健法」「医療保険」「後期高齢者医療制度」「老人福祉法」「介護保険制度」
開講年度
[Year of the course]
28
備考 特にはありません。講義については、原則、上記スケジュール通りに進めていきます。ただし、リアクションペーパー等で理解度を測る中で、再講義を行う場合もあります。
資格等に関する事項 社会福祉士及び介護福祉士国家資格(試験)科目