授業科目名(和文) [Course] |
高齢者福祉論Ⅱ |
授業科目名(英文) [Course] |
Gerontology Ⅱ |
学部(研究科) [Faculty] |
保健福祉学部 |
学科(専攻) [Department] |
保健福祉学科 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○山本 浩史 自室番号(6502)、電子メール(yamahiro**fhw.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
前期 2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
保健福祉学科 2年次生以上 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
本講義では、高齢者の生活実態、高齢者福祉におけるサービス体系の理解を前提としたうえで(「高齢者福祉論Ⅰ」の習得を前提)、さらに介護保険制度、地域包括ケアシステム、高齢者虐待防止の施策等の制度的理解を深めていくため、これらの単元を講義で取り扱う。併せて高齢者への福祉支援における具体的な事象を踏まえながら、社会福祉士としての高齢者福祉における専門性の涵養を目指す。 |
到達目標 [Learning Goal] |
主な到達目標は次のとおりである。 1?介護保険制度を再確認したうえで、ケアマネジメントについて理解を深める 2?介護保険サービスを中心とするサービス連携について理解を深める 3?連携及びチームアプローチについて理解を深める 4?高齢期における終末期ケアについて理解を深める 5?高齢者福祉における具体的事例からその支援を考える |
履修上の注意 [Notes] |
本講義は「高齢者福祉論Ⅰ」の修得を前提とした講義内容となります。「高齢者福祉論Ⅱ」は、必ずしも、これらの単位取得を履修要件とはしていませんが、「高齢者福祉論Ⅰ」で学んだ知識が求められます。また同学年次に開講される「社会保障論Ⅰ?Ⅱ」とも密接に関連します。その他の関連科目も含め、科目間とのつながりを意識しながら学んでください。 |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1.オリエンテーション及び介護保険制度の仕組み 講義概要を説明し、「高齢者福祉論Ⅰ」で説明した介護保険制度の概略を説明する。 2.介護保険制度における介護報酬の仕組み 介護保険制度における介護報酬の体系とその仕組み、利用料等について説明する。 3.介護保険制度における行政機関の役割 介護保険制度における行政機関(国?都道府県?市区町村等)の役割を説明する。 4.介護保険サービスの苦情対応?情報公開 介護保険制度における苦情対応の仕組み及び情報公開(情報の公表)について説明する。 5.福祉サービス供給体の理解 特に高齢者福祉におけるサービス供給体の説明を行う(社会福祉法人?医療法人?NPO法人等)。 6.地域包括支援センターの機能と役割と地域包括ケアシステム 地域包括支援センターの機能や役割と、センターが中核的な役割を担う地域包括ケアシステムについて説明を行う。 7.高齢者虐待及び身体拘束?権利擁護について 主に高齢者虐待の概要、福祉サービスにおける身体拘束の禁止等を中心に説明を行う。 8.介護保険制度におけるケアマネジマントの基礎的理解 ケアマネジメントの概要を説明する。 9.介護保険制度におけるケアマネジマント①(介護保険施設) 施設サービス計画の立案から実行及びモニタリングについて説明する。 10.介護保険制度におけるケアマネジマント②(居宅介護?介護予防) 介護予防及び居宅サービス計画の立案から実行及びモニタリングについて説明する。 11.介護保険サービスを中心とした連携① チームアプローチについて理解を深める。 12.介護保険サービスを中心とした連携②(在宅サービスを中心とした他機関連携) 主に機関連携及び専門職連携について理解を深める 13.高齢者における終末期とそのサポート 高齢期におけるターミナルについて理解を深める 14.介護技術の基本的理解 主にVTRを視聴しながら、基本的な介護技術について理解を深める。 15.まとめ(高齢者福祉とは) まとめと期末試験の説明を行う。 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
出席状況を含む学習態度(30%)、期末試験(70%)で総合的に評価する。 尚、毎回の講義において、受講レポート(リアクションペーパー)の記入を求める。この内容については、学習態度点に加味する。 |
教科書 [Textbook] |
教科書:社会福祉士養成講座委員会『高齢者に対する支援と介護保険制度』第4版?中央法規(1年次に購入済) このほか、資料として印刷教材を原則、各回の講義に配布し講義を行う。 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
テキストの熟読を中心に予習、復習を行い理解を深めてほしい。 「介護保険」「高齢者虐待防止法」「地域包括支援センター」「地域包括ケアシステム」「ターミナルケア」 |
開講年度 [Year of the course] |
28 |
備考 | 特にはありません。講義については、原則、上記スケジュール通りに進めていきます。ただし、リアクションペーパー等で理解度を測る中で、再講義を行う場合もあります。 |
資格等に関する事項 | 社会福祉士国家資格(試験)指定科目 |