授業科目名(和文) [Course] |
家族福祉論 |
授業科目名(英文) [Course] |
Family Welfare |
学部(研究科) [Faculty] |
保健福祉学部 |
学科(専攻) [Department] |
保健福祉学科 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○周防 美智子 自室番号(6506)、電子メール(suwo**fhw.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
後期 2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
社会福祉学科3年次生 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
近年の核家族化、小家族化によって、育児、介護、家族員の生活の保護など多様な家族の福祉機能は変化を見せている。場合によっては家族への福祉機能の期待が家族を追い詰め、児童虐待や高齢者虐待、貧困などの生活問題を浮き彫りにする結果となった。現代社会の変化と家族の変容を家族システムの視点から理解し、家族福祉とは何かを考えていく。また、家族福祉を支える社会の役割を、ミクロ?メゾ?マクロの視点から検討する。 |
到達目標 [Learning Goal] |
1)現在社会における家族と家族問題への理解を深める。 2)家族システムの視点から家族福祉?支援を理解する。 3)家族に対する福祉政策を理解し課題を検討する。 |
履修上の注意 [Notes] |
授業中は積極的に参加し、社会と家族に関する理解を深めてほしい。 |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1.家族機能の変容 ?社会の変化による家族機能の変化について、グループディスカッションを行う。 2.家族福祉の意義と視点 ?家族の現状について理解を深め、家族福祉のニーズを学ぶ。 3.家族福祉の歴史 ?日本における家族福祉の発展と、欧米の家族福祉の影響を考える。 4.家族に対する福祉政策 ?家族福祉の現状を理解する。家族全体に視点を置いた福祉政策を考える。 5.家族システムの理解(1) ?家族システム理論を学ぶ。 6.家族システムの理解(2) ?子どもの課題を、家族システムから考える。(不登校?非行?母子密着など) 7.子育てをめぐる問題と支援 ?子育ての課題を家族システムから理解し、支援のあり方を考える。 8.ひとり親家庭と家族福祉 ?ひとり親家庭の課題を家族システムから考える。 9.障害者と家族福祉の実際 ?障害者福祉の理解を深め、福祉ニーズについてディスカッションを行う。 10.高齢者介護と家族福祉 ?高齢者介護の現状と家族課題を考える。 11.家族支援の実際(1) ?児童虐待の事例を家族システムから捉え、家族支援計画を作成する。 12.家族支援の実際(2) ?非行事例を家族システムから捉え、家族支援計画を作成する。 13.家族支援の実際(3) ?家族介護の事例を家族システムから捉え、家族支援計画を作成する。 14.家族福祉の課題と展望(1) ?家族を理解した、福祉ニーズを考える。 15.家族福祉の課題と展望(2) ?家族を理解した、福祉ニーズを考え、今後の家族福祉を検討する。 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
授業の参加態度20%、小テスト30%、定期試験(レポート)50%として総合的に評価する。 |
教科書 [Textbook] |
指定教科書はない。適宜資料を配布する。 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
マスメディアなどでとりあげられる「家族」をめぐる状況、問題に関心を持つこと。 |
開講年度 [Year of the course] |
28 |
備考 | 特になし。 |