| 授業科目名（和文） ［Course］ |
相談援助演習 |
| 授業科目名（英文） ［Course］ |
Seminar of Consultation |
| 学部（研究科） ［Faculty］ |
保健福祉学部 |
| 学科（専攻） ［Department］ |
保健福祉学科 |
| 担当教員（○：代表教員） [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○中野 菜穂子 自室番号（5122）、電子メール（nakano**fhw.oka-pu.ac.jp） ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
| 単位数 ［Point(Credit)］ |
前期 1単位 |
| 対象学生 ［Eligible students］ |
保健福祉学科子ども学専攻 3年次生 |
| 授業概略と目標 ［Course description and Objects］ |
保育士が子どもの育ちと保護者の子育てを支援するために行う相談援助について、その概要と方法?技術を学ぶ。事例検討等を通じて保育実践現場での具体的展開を把握するとともに、保育におけるソーシャルワークの活用について理解する。 |
| 到達目標 ［Learning Goal］ |
１．相談援助の概要について理解する ２．相談援助の方法と技術について理解する ３．相談援助の具体的展開について理解する |
| 授業計画とスケジュール ［Course schedule］ |
1. はじめに ?社会状況の変化と子どもの育ちの状況を踏まえ、相談援助の必要性を学びます。 2. Ⅰ．相談援助の概要（1）相談援助の理論 ?ソーシャルワークの定義?視点?体系と実践方法を解説します。 3. Ⅰ．相談援助の概要（2）相談援助の目的と原理?原則 ?権利擁護、無差別平等、自己決定尊重、秘密保持などの原理?原則を理解し、当事者主体の相談援助の目的を考えます。 4. Ⅰ．相談援助の概要（3）相談援助の機能 ?人々と環境の関係調整を通しての問題解決能力の強化及びアドボカシー（代弁）、新たな資源開発などの相談援助の機能を考えます。 5. Ⅰ．相談援助の概要(4) 保育士の役割と相談援助 ?保育士に相談援助が求められる背景を踏まえ、実践の視点を考えます。 6. Ⅰ．相談援助の概要 (5) 子どものケアと相談援助 ?レジリエンス、ストレングスの視点をもって、子どものケアを行うことの意味を考えます。 7. Ⅱ．相談援助の方法と技術(1) 相談援助の対象 ?対象理解の原理、視点と方法、ニーズのとらえ方について学びます。 8. Ⅱ．相談援助の方法と技術(2) 相談援助の過程 ?アセスメント?計画?実践について具体的事例を基に考えます。 9．Ⅱ．相談援助の方法と技術 (3) 相談援助の技法 ?関係の技法?問題分析の技法?専門職としての技法を学びます。 10. Ⅲ．相談援助の具体的展開（1) 計画?記録?評価の実際 ?具体的事例を基に計画を作成します。記録と評価についてその意義と目的、方法を学びます。 11. Ⅲ．相談援助の具体的展開（2）関係機関との協働 ?協働の意味、方法、促進について考えます。 12. Ⅲ．相談援助の具体的展開（3）多様な専門職との連携 ?チームアプローチについて考えます。他職種連携を進めるための視点と配慮事項を考えます。 13.Ⅲ．相談援助の具体的展開 (4) 社会資源の活用、調整、開発 ?社会資源の活用?開発について具体的事例を基に考えます。 14. Ⅲ．相談援助の具体的展開(5) 事例検討 ?事例を基に保育士が行う相談援助のありかたを検討します。 15. まとめ 保育士とソーシャルワーク |
| 成績評価方法と基準 ［Grading policy (Evaluation)］ |
授業の目標についての達成度を測るため、提出物（ワークシート?レポート等）、小テスト（2回）、学習態度により総合的に評価する。 評点の配分は、提出物（50%）、小テスト（30％）、学習態度（20%）である。 |
| 教科書 ［Textbook］ |
テキスト：久保美紀他「相談援助」ミネルヴァ書房 |
| 自主学習ガイド及び キーワード ［Self learning］ |
授業の展開にあわせ、参考書や資料を紹介するので、予習?復習に活用すること。 親子の生活に役立つ社会資源について関心を持ち、子育てにかかわる制度や施設について、内容や利用方法について調べる事をすすめる。 |
| 開講年度 ［Year of the course］ |
28 |
| 資格等に関する事項 | 保育士資格必修科目 |