授業科目名(和文) [Course] |
電気回路Ⅰ |
授業科目名(英文) [Course] |
Electric Circuits I |
学部(研究科) [Faculty] |
情報工学部 |
学科(専攻) [Department] |
情報通信工学科 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○伊藤 信之 自室番号(2407)、電子メール(nobby**c.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
後期2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
1年次生 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
多くの電気機器?電子機器に使用されている電気回路は非常に複雑である.そこで本講義では,電気回路を取り扱う回路理論と手法の基礎を学ぶ.具体的には,回路素子の性質を理解し,交流回路に不可欠な複素表示による位相,インピーダンスの概念を学習すると共に,回路の定常解析の方法を習得する. |
到達目標 [Learning Goal] |
以下の項目を到達目標とします. 1. 回路における基本素子の性質とインピーダンス,アドミタンスを理解する 2. 正弦波の複素数表示とベクトル表示による位相の概念を理解する 3. 交流回路について定常解析の方法を習得する 4. 基本的な交流回路の性質を理解する |
履修上の注意 [Notes] |
履修の要件:特になし その他 :スケジュールに従って講義を行う予定であるが,必ずしも該当する回に対応していない. |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1. 電気回路の考え方 電気回路の基本的な見方,考え方を理解する 2. 回路素子の電圧?電流特性 直流回路における素子の電流?電圧特性を理解する 3. 回路網トポロジーとキルヒホフの法則,回路に起こる現象 キルヒホフの電圧則?電流則を理解する 4. 簡単な回路解析の手法1 合成抵抗の考え方,重ね合わせの理を理解する 5. 簡単な回路解析の手法2 テプナンの等価回路,ノートンの等価回路を理解し双対を理解する 6. 回路の電力 直流回路における電力の考え方を理解する 7. 正弦波電圧?電流 交流信号の振幅,実効値,周波数,位相を理解する 8. 正弦波電圧?電流の複素数表示 電圧?電流の正弦波表示と複素表示の関係を理解する 9. 交流回路の複素数領域における解析法 キャパシタ,インダクタを用いた交流回路の解析方法を理解する 10. 簡単な回路の正弦波定常解析 定常状態における交流回路の解析方法を理解する 11. 複素インピーダンスと複素アドミタンス1 複素インピーダンスと複素アドミタンスを用いた交流回路の解析方法を理解する 12. 複素インピーダンスと複素アドミタンス2 インピーダンス素子とアドミタンス素子の合成の考え方等を理解する 13. フェザー図 フェザーの計算ができるとともに、その軌跡について理解する 14. 共振回路 共振を理解し共振回路の解析、尖鋭度(Q)を理解する 15. 交流回路における電力 交流回路における電力の考え方を理解する |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
授業科目の目標についての達成度を測るために,期末試験,レポート,小テスト,出席状況,授業態度により総合的に評価する.評点の配分は,中間?期末試験:67%,レポート,小テスト,出席状況,授業態度:33%の予定である.但し,出席率2/3以上を評価の前提とする. |
教科書 [Textbook] |
教科書: 「電気回路を理解する」小澤孝夫 著,森北出版株式会社 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
教科書には,例題や章末演習問題があるので,これらの問題を自分で実際に解いてみること. 直流回路,抵抗,キャパシタンス,インダクタンス,コンダクタンス,インピーダンス,アドミタンス,リアクタンス,サセプタンス,イミタンス,正弦波の複素数表示,正弦波のベクトル表示,位相,定常解析,交流回路 |
開講年度 [Year of the course] |
28 |