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授業科目名(和文)
[Course]
計測工学
授業科目名(英文)
[Course]
Instrumentation Engineering
学部(研究科)
[Faculty]
情報工学部
学科(専攻)
[Department]
情報通信工学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○徳田 安紀  自室番号(2309)、電子メール(tokuda**c.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
後期 2単位
対象学生
[Eligible students]
情報通信工学科3年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
計測はあらゆる科学技術にとって不可欠であり、科学技術に携わる者のほとんどは計測工学と無関係にはいられない。一方、近年の科学技術の目覚ましい進歩により計測技術はますます高精度化、高感度化、高速化、多機能化している。このように計測工学は、極めて多岐にわたる広範囲な領域をカバーする学問である。本講義では、第Ⅰ部で計測工学に関する基礎知識を習得した後、第Ⅱ部で光電子計測を中心に汎用の技術から最先端の技術までを系統的に学習する。
到達目標
[Learning Goal]
1.計測技術に関する基礎知識を修得する。
2.センシングシステムの基本を理解する。
3.光の性質を利用した計測方法の基礎を理解する。
4.種々のデバイスを利用した計測手法を理解する。
履修上の注意
[Notes]
特になし。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
第Ⅰ部 計測工学の基礎
1.計測工学の概要
  ?計測工学の適用分野,測定対象および手法の概要を把握する.
2.測定方法
  ?測定手法を分類して把握する.
3.測定値の取り扱い
  ?測定値の統計的処理方法について学ぶ.
4.単位系
  ?SI単位系について学ぶ.
5.電気計測の基礎
  ?電流計および電圧計の測定原理および測定精度について理解する.
6.信号処理の基礎
  ?位相検波,演算増幅器などを含めた信号処理系について学ぶ.
  ?標本化定理,D-AおよびA-D変換の原理について理解する
7.物理現象とセンサⅠ
  ?温度,磁場,圧力などの測定に利用される物理法則や原理について学ぶ.
8.物理現象とセンサⅡ
  ?放射線や赤外線などの測定に利用される物理法則や原理について学ぶ.
第Ⅱ部 光電子計測
9.光の特徴と基本的性質
  ?光計測を行う上で必要な光のもつ基本的な性質について復習する.
10.光学の基礎
  ?マクスウェル方程式を中心に計測に必要な光学の基礎を復習する.
11.光計測用デバイスおよび装置Ⅰ
  ?様々な光計測系を理解し,そこで必要な光学デバイスや装置を考える.
12.光計測用デバイスおよび装置Ⅱ
  ?光計測に必要な光学デバイスや装置の構造や動作原理を学ぶ.
13.代表的な光電子計測
  ?光を用いた長さ(距離や変位)や速度などの測定原理について学ぶ.
  ?レーザ距離計を用いた距離計測を行い,光計測の利点を体感する.
14.光ファイバを利用した計測
  ?光ファイバの特徴を利用した計測方法や光集積回路について学ぶ.
15.総括
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
最終講義後に実施する期末試験および随時実施するレポートや学習態度などの平常点により総合的に評価する。なお、CMD体育_cmd体育平台@では、出席率が2/3以上を期末試験の受験資格と定めている。
教科書
[Textbook]
教科書:指定しない。
参考書:「はじめての計測工学」南茂夫、木村一郎、荒木勉、講談社サイエンティフィック、「応用光学 光計測入門」谷田貝豊彦、丸善
参考資料:HPに掲載する。
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
復習は十分に行い、次の授業につなげること。
センサ,単位,光計測
開講年度
[Year of the course]
28
備考 使用教室:8103講義室