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授業科目名(和文)
[Course]
情報通信工学実験ⅡB
授業科目名(英文)
[Course]
Information and Communication Engineering Experiment IIB
学部(研究科)
[Faculty]
情報工学部
学科(専攻)
[Department]
情報通信工学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○小野 孝男  自室番号(2608)、電子メール(onotakao**c.oka-pu.ac.jp)
滝本 裕則  自室番号(2419)、電子メール(takimoto**c.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
前期 1単位
対象学生
[Eligible students]
情報工学部情報通信工学科 3年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
統計処理やシミュレーションのプログラムの作成を通じて,ソフトウェアによる処理の基本について学ぶ.また,プログラムの作成と動作の検証を行うことにより,これまでの講義等で学んできた知識を再確認しさらに深く理解する.
到達目標
[Learning Goal]
1. 疑似乱数の発生方法とその統計的性質を理解する
2. 乱数を用いたシミュレーション手法を知る
3. 実験結果を理論に照らし合わせて考察する能力を身につける
履修上の注意
[Notes]
履修の要件:C言語によるプログラミングに習熟していること.情報通信工学演習A,B,Cにおける,プログラミングに関する知識を必要とする.なお,本実験では C++言語を使用するが,オブジェクト指向という点には基本的に踏み込まないため,C言語の知識があれば十分である.
その他:前回出席および全報告書の提出を必要とする.
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. ガイダンス:実験テーマの概説および報告書作成上の注意
?実験テーマの概要と C++言語を用いたプログラムの作成について説明する.
2. 決定性システムのシミュレーション
?電子回路の振る舞いをシミュレーションで求め,理論的な結果と比較することでシミュレーションの有効性を示す.
3. 疑似乱数の発生と統計的検定
?乱数を用いたシミュレーションでは乱数の性質が結果の有効性に影響する.そこで,乱数を発生する手法と乱数としての適切さを示す手段を紹介する.
4. ランダム?ウォーク
?乱数を用いた簡単なシミュレーションとしてランダム?ウォークを取り上げ,結果に対して統計的な考察を行う.
5. 待ち行列のシミュレーション
?身近なテーマである待ち行列をシミュレートしその振る舞いについて検討する.
6., 7. データ通信シミュレーション
?待ち行列システムの応用として,データ通信におけるシステムの振る舞いを調べる.
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
前回出席および全報告書の提出を前提とし,実験の到達度並びに報告書の完成度によって評価する.
教科書
[Textbook]
教科書:ガイダンスの際にテキストを配布する.また,各回の開始時に説明のプリントを配布する.
参考書:特に指定しない.必要であれば各自でC/C++言語の参考書を用意すること.
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
本実験はC言語を理解していることを前提にする.従って,文法など基本的な事項についてはあらかじめ理解しておいてほしい.また,実験の前には「得られるであろう結果」を予想し,実験終了時には「なぜそのような結果が得られたのか」を各自で検討すること.

キーワード:数値シミュレーション,乱数,統計的検定,待ち行列システム
開講年度
[Year of the course]
28